太陽光発電事業への法改正による住民説明会リメイク
C社様 ガス・エネルギー事業会社
ご相談内容
太陽光発電事業者に対し、2024年4月から法改正があり、太陽光発電等のエネルギー事業を営んでいる企業には住民説明会の開催が必須となり、さらには説明会資料を行政に提出し承認を得なければ、太陽光発電事業が行えないとのことで今後の事業推進に欠かせない重要な説明会資料の制作をご相談いただきました。
実施内容
- 行政からの説明会ガイドライン資料を要約(37P)
- 資料ページ構成(脚本作成)
- ページデザイン
- 住民説明会資料制作(58P)
プロジェクトストーリー
着眼点
説明を受ける住民の方々へ理解してもらい、行政にも納得してもらう説明会資料を作成するには?
発想
説明会を受ける住民が聞きたいこと、行政側が伝えたいこと、エネルギー事業会社が伝えたいこと、この3者の登場人物を設定し各々の立場に立ち、内容を精査し資料を制作していく。
アウトプット
住民目線は現状理解と安全性、行政目線は社会的規律と管理強化(行政姿勢)の理解、エネルギー事業会社は現状の企業努力(安全に実施していること等)と住民の方々への誠意、このような3者が伝えたいこと、聞きたいこと、確認したいことを抽出し制作した説明会資料を納品。
効果
説明会に参加した住民の方々が現状を理解でき、説明会が無事終了。行政からの要望にも応え、順調に進捗。住民説明会のリメイクに無事成功し事業推進へ。また、住民の方々からも「定期的にやってほしい」との声もあり、満足度の高い説明会の実施となった。
説明を受ける住民の方々へ理解してもらい、行政にも承認してもらえる説明会資料を制作するには?
説明会に出席する住民、見守る行政、主催であるエネルギー事業会社の3者で作り上げる説明会という視点が重要
クリエイティブや広告物等の制作物全般に言えることですが、まず始めに登場人物を明確にしておくことが重要です。登場人物を明確にした上でその方々がどのような動きをし、物事が完結していくか?そして、その登場人物がどのようなことを求めているのか?何の為にやっていて、どこに向かっていくことが良いことなのか?を整理すること、最初のフェーズではこのような視点、着眼点を持つことが重要です。
説明会を作り上げる各々の立場を考え、内容を精査し資料を制作していく
説明会を受ける住民が聞きたいこと、行政側が伝えたいこと、エネルギー事業会社が伝えたいことを擦り合わせながら制作していく
登場人物が明確になると、各々の立場で実施したいことを考えます。そこで弊社が纏めたコンセプトであり、説明会の軸となる要点は「住民目線は現状理解と安全性」「行政目線は社会的規律と管理強化(行政姿勢)の理解」「エネルギー事業会社は現状の企業努力(安全に実施していること等)と住民の方々への誠意」の3軸でした。この内容を打ち合わせ等や制作段階でエネルギー事業者と擦り合わせ、行政と擦り合わせをしていくことで資料制作や説明会が円滑に進んでいくと弊社は考えました。
住民、行政、事業者が伝えたいこと、聞きたいこと、確認したいことを読み取りまとめ制作した説明会資料を納品
説明会資料を制作する際の主人公(ペルソナ)は説明会に参加する住民へ合わせていく
行政、事業者が伝えなければならないこと、伝えたいことを纏めた後は実際に制作するフェーズに入ります。この時、誰の為に制作するかというと説明会に参加される住民の方々です。地方での説明会開催かつ平日の日中に開催ということで参加者は比較的60歳以上の方々が参加されると想定し、文字をなるべく大きく、簡潔な文章で纏めるように意識し制作に着手し期限内に納品が完了。
住民説明会のリメイクに成功。住民の方々からも「定期的にやってほしい」との声もあり、満足度の高い説明会の実施となった
行政からの要望にも応え、さらなる事業推進へ
法改正による住民説明会の開催と説明会資料制作を余儀なくされたエネルギー事業者様でしたが、説明会に参加された住民の方々からもお褒めの言葉ももらい、満足度の高い説明会を開催できました。住民説明会を滞りなく完了させることは難しいことですが無事に完了でき、行政側からの要望にも応え、さらなる事業推進へ進んでいくことになりました。